日本開発政策?人材育成基金(PHRD: Policy and Human Resources Development Fund)は、日本政府と世界銀行のパートナーシップの下に共同で設置された基金です。途上国への資金協力の効果を高めるためには、途上国の人材育成、適切な政策の立案?実施等が不可欠であるとの認識に基づき、1990年7月に設立された世界銀行グループにとって初の、そして現在では最大規模のプログラム信託基金です。
PHRDは、加盟国への技術協力や助言サービス、新しい複雑な開発課題に取り組むためのグローバルなナレッジ?プロダクトへの資金提供など、世界銀行グループの多様な活動を支援することで 世界銀行グループの開発アジェンダ達成に大きく貢献しています。PHRDの活動は、世界銀行グループの国別政策対話や貸付業務のほか、国、地域、グローバルレベルの政策及び開発戦略にも活かされています。
技术协力プログラム
PHRD技术协力プログラムは、30年近くにわたり、プロジェクトの準備活動に資金を提供し、WBGプロジェクトに協調融資を行っています。本プログラムは、以下のテーマに沿って、対象となる世界銀行グループ加盟国の技術面及び組織?制度面の機能強化を進めることを目指しています。
- アフリカ農業生産性向上プログラム(TICAD IV)
- 减灾?復兴
- 障害と开発
- 農業と農村地域のエネルギー?アクセス(TICAD V)
- ユニバーサル?ヘルス?カバレッジ(鲍贬颁)の加速
- モニタリング?评価改善によるパフォーマンスと成果(笔搁滨惭贰)
技术协力以外のプログラム
日本/世界银行共同大学院奨学金制度(闯闯/奥叠骋厂笔)
1987年に設立され、加盟国の国籍を有する人材を対象に大学院修士課程教育を受けるための奨学金を提供しています。本制度は、世界銀行加盟国出身の開発リーダーの教育に貢献しており、これまでに 153 カ国の 6,000人を超える開発専門家が本プログラムの支援を受け、留学後は 74%が母国に戻り、その 90%が開発分野に携わっています。
日本?世界银行パートナーシップ?プログラム
途上国のマクロ経済课题、保健制度の改善とユニバーサル?ヘルス?カバレッジ(鲍贬颁)の达成、科学?技术?イノベーション、农业への新规投资のためのガイドラインといった分野で、新たな知识の领域を开拓しています。これらのプログラムは、新たな开発课题と解决策に関する情报を世界银行、日本の诸机関、そして各国政府の主要なステークホルダーに提供する助けとなっています。
日本笔贬搁顿スタッフ?グラント?プログラム
PHRD スタッフ?グラント?プログラムの狙いは、世界銀行グループの日本人職員採用を促進することです。本グラントの支援により、2003 年度から 2018 年度の間に合計 185 人の日人が WBG の様々なポジションで働く機会を得ました。プログラム参加者のうち、78 人が 世界銀行グループの正規職員として採用され、その 63%は女性でした。日本人職員の 42%は、組織管理部門、又は人間開発に関連するグローバル?プラクティスで勤務しています。